バックパッカーでユーラシア大陸を旅する沢木耕太郎の深夜特急という有名な本があり、4月からラジオで斉藤工がその本を毎日朗読する番組があります。本も面白かったのでたまにradikoで聞いていた所、抵抗しないというのを思い出すような話がありました。

物乞いに対して何もあげないという事を理論的に初め言っていたのですが、ただ単にケチなだけではという事になり、以下のように言ってました。

自分をがんじがらめにしていた馬鹿馬鹿しい論理の呪縛から解き放たれて、一気に自由になれた気がした。ーやりたい時にやり、恵みたくない時は恵まなければいい。もし恵んであげたいならばたとえ最後の10円でも恵めばいい。そしてその結果、自分にあらゆるものが無くなれば、今度は自分が物乞いをすればいいのだ。誰も恵んでくれず、飢えて死にそうになるのなら、そのまま死んでいけばいい。自由とはおそらくそういう事なのだ。

と言っていてこの一節すごいなと。物乞いになる事や死ぬ事にも抵抗しないという究極ですが、なんか思考を止めるに通じるような不思議な解放感を感じます。こういう精神的な自由を感じれた瞬間は何にも変えがたいです。沢木耕太郎天路の旅人も面白かったし、バックパッカーとか旅人の話面白いです。そこまでハードな旅は到底真似出来ませんが、海外旅行行きたくなります。

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自己観察や元祖1式をやってみて、いつの間にか忘れてて、またやってみて…と気まぐれにゆるく続けてます。

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